2024/10/10
東インドネシア諸島輸出入物販
白炭製造 日本の伝統技法をティモール島に
バーベキューや火鉢に使われる炭には、いくつかの種類があります。
黒炭と呼ばれる、火が起こしやすいモノ。
白炭と呼ばれる、備長炭という名で有名なモノ。
オガ炭と呼ばれる、オガ屑を加熱圧縮した加工木材の炭。
成型炭と呼ばれる、木炭やヤシ炭を粉にして棒状に固めた加工炭。
日本には昔ながらの黒炭と白炭の製造方法があり、中でも備長炭と呼ばれる質の高い白炭は、固い木材を使用して高温の窯で炭化し、高熱で燃えている状態のまま砂などで時間をかけて温度を下げて作る技法です。
大変な労力が必要な技法ですが、この技法により作られた炭は、とても固く長時間高温で熱を発して、炭独特の香りがあります。
ティモール島にも、昔から炭を作る伝統はあり、日本の白炭に近い炭が存在しています。
日本の繊細な技術をティモール島に伝え、高品質の白炭を作るプロジェクトを立ち上げました。
乾燥地域で乾季は深刻な水不足となり、作物が実りにくいティモール島に、新しい産業をもたらすことができたらと考えています。